2024年3月期(第14期)の自動車販売関連事業・自動車リサイクル事業の営業概況は、以下のとおりです。

自動車販売関連事業

当セグメントにおきましては、国産新車販売は、中国上海のロックダウンによる生産停止のほか、半導体不足等による製造ライン稼働率低下の影響を受け商品入庫が安定しない状況が発生いたしましたが、在庫車両の販売に注力したことと、商品入庫減を見越した商品仕入が功を奏したことにより、国産新車販売台数は前年同期比3.5%増の5,258台となりました。
また、輸入車においては、ロシアのウクライナ侵攻による、近隣国等サプライチェーンの稼働停止の影響により、商品入庫の回復見込みが不透明な状況が続いており、輸入車販売台数は前年同期比3.3%減の445台となりまた。これらの結果、新車販売台数は前年同期比2.9%増の5,703台となりました。
中古車販売については、既存顧客からの受注が堅調に推移しておりますが、新車商品の供給遅れ等が長期化する見込みのため新車販売店舗においても中古車販売を強化いたしました。しかし、中古車オークション相場の価格については当第3四半期連結会計期間以降、相場が下落傾向となり、卸売(業販)が鈍化したことで、中古車販売台数は前年同期比2.6%減の9,342台となりました。
これらの結果、売上高は291億9百万円と前年同期と比べ17億44百万円(6.4%)の増収となりました。

自動車リサイクル事業

当セグメントにおきましては、生産台数(再資源化処理)は前年同期比7.0%増の9,051台となり、使用済自動車の入庫は、前年同期比14.3%増の9,390台となりました。売上高は、鉄およびアルミならびに希少希土類(レアアース・レアメタル)等の資源相場が高値で推移した結果、資源関連売上は増加しておりますが、当第3四半期連結会計期間以降においては、資源相場が下落傾向となっております。また、輸出関連売上については増加傾向となっております。しかし、売上原価は、全国的な新車販売台数減少の影響等による中古車オークション相場の価格高騰が当第2四半期連結累計期間まで続いたことにより、大幅に増加いたしました。
これらの結果、売上高は13億86百万円と前年同期と比べ2億98百万円(27.4%)の増収となりました。