当社グループは、自動車販売関連事業および自動車リサイクル事業をグローバルに展開するにあたり、モビリティの販売・サポートにおいて部門や企業の壁を超えた企業間連携を効率的に行うことで、最終顧客であるお客様の期待の変化に対して本質を深く理解し、商品やサービスの付加価値を最大化していくバリューチェーンクロス・ミックスビジネスの強化を推進しております。また、モビリティの販売のみならず、環境への配慮や資源のリサイクルなど様々な取り組みを推進しながら、その社会的責任を積極的に果たす努力を続けております。

上記事業戦略を実現するために、以下の項目を当社グループの経営課題として認識しております。

①内部統制の強化とコーポレート・ガバナンス

当社グループは、経営の基本方針を実現するため、経営の健全化と効率性の向上を目指す経営管理体制の構築により、コーポレート・ガバナンスの充実を図ることが重要な経営課題であると考えております。こうした課題の実現に向けて、責任ある経営体制の構築および経営に対する監視・監査機能の強化ならびに経営の透明性の向上に努めてまいります。さらに、新規事業、海外事業にかかる各種法的規制の遵守、個人情報の保護・管理、不測の事態に適時適切に対応し得る体制を確立し、内部統制を強化する方針であります。

②人材の確保、育成

当社グループは、モビリティの販売・サービスに加え、自動車リサイクルという多岐にわたる分野において、優秀な人材を確保し、継続的な従業員教育および次世代の幹部育成教育を推進していくことが重要であると認識しております。
そのためには、年間採用計画に基づいて定期的な採用活動を実行するとともに、ジョブローテーションの実施による組織の活性化、明確な目標設定とその実現、業績と連動した各種インセンティブを含めた育成プランを導入する等の対応を行っており、今後も引き続き従業員のさらなるモチベーションアップを図っていく方針であります。

③目標とする経営指標

当社グループの中長期的な経営戦略の課題解決に向けて推進していきますが、定量的な目標値としては、売上高経常利益率4.0%を安定的に達成することを目標としております。

セグメントごとの中期経営戦略(自動車販売関連事業)

a 既存顧客に対するアフターサービスの充実 当社グループは、新車販売、中古車販売から始まる自動車の車検・点検整備や自動車保険等のアフターサービス により、従来より経営の安定化を図っておりますが、更なるアフターサービスの充実を経営課題として捉えており ます。これらが達成されることにより、既存顧客からの買い替え需要の掘り起こしや、車検・点検整備等の附帯収 益の充実により経営が更に安定するものと考えております。また、外的要因等により、新車販売台数が激減する事 態が発生した場合でも、新車販売以外の事業での、企業存続が可能であると考えております。

b 新規出店の推進 当社グループは、新規出店をベースとして事業拡大を目指す中、効率的な集客増を図るため、新車ディーラーと、 中古車の買取・販売を行う業態である「POINT⑤」あるいは「ヴァーサス」の複合店舗を、事業運営の効率性 を勘案し、当面は既存店舗の近隣地域を中心に出店を促進していく方針であります。また今後は「POINT⑤」 及び「ヴァーサス」を三重県以外の地域に出店することも検討しております。

セグメントごとの中期経営戦略(自動車リサイクル事業)

当社グループは、資源のリサイクルを通じ、地球環境保護に貢献したいと考えております。これらの達成のため に以下の経営戦略を考えております。

a 事業の知名度向上 当社グループは、自動車リサイクル事業の知名度向上が、資源の有効活用につながるとともに、当社グループの 成長に寄与するものと考えられるため、積極的な広報戦略を展開していく方針であります。

b 全部再資源化の推進 当社グループは、自動車のリサイクルおいて、現状「手バラシ解体(注)1」にこだわり適正に解体作業を行って おります。同工程において、すべての車両を全部再資源化処理ができるように一部機械化を検討しております。効 率良く、「ASR(注)2」が出ない処理方法を目指していく方針であります。

(注)1.手作業で行うことにより、高品質なリサイクル資源及びパーツの生産に繋がっております。

(注)2.ASRとは“Automobile Shredder Residue”の略で、自動車破砕残渣のことです。使用済み自動車からエア バッグ類やフロン類、ドア、エンジンなどの部品を取り外し、有用金属を回収した後に残るのがASRです。